アムール川の最大支流である松花江が流れるハルビンは、中国最北部に位置する黒竜江省の省都です。まぎれもなく西洋の影響が染みこむ街は、ヨーロッパの建築様式の建造物を通して懐旧の情に浸れる街です。
国内最北の凍てつく街に、多くの人はその寒さに震えあがることでしょう。けれども、冬はこの街では最も長い季節で、最もチャーミングな季節です。ハルビンが雪の結晶や清らかな氷と手を携えると町は魅惑的な冬のワンダーランドになります。
中国の7大河川(海河、遼河、黄河、淮河、松花江、长江、珠江)の1川で、アムール川最大の支流です。2地区を結び、河畔周辺には顧郷公園や防洪記念塔広場があります。
老道外は、「中国バロック」建築が立ち並ぶエリアです。ヨーロッパスタイルの外観に反して、内部は歴史に培われた伝統的な中国庭園が配されています。様々な伝統的なショップが立ち並ぶ通りでは、次第に少なくなってきているハルビンの伝統的な軽食を提供しています。
夏の太陽島は最良のリゾート地です。冬の太陽島は雪と氷の彫刻の祭典である氷祭りの会場となり多くの人でにぎわいます。
中央大街はヨーロッパスタイルの建築が残るハルビンの中心街です。およそ1世紀の歴史ある石畳は歩行者専用道路になっており、西洋の影響を受けたハルビンの縮図です。
ハルビン氷祭りは、毎年1月5日から2月の終わりまで6.5ヘクタールの兆麟公園、太陽島公園そして氷雪大世界の市内3ヶ所開催されます。氷の大きな彫刻作品は、夜になると緑、黄色、発光ブルー、ピンクなど色とりどりにライトアップされます。
ロシアレストランや西洋レストランでは、ヨーロッパスタイルスモークポークソーセージやクリスピークラストの巨大な円形のパンなどハルビン名物ともいえる美味しい料理が訪問者をワクワクさせます。