インドネシア

インドネシアへの物品の持ち込み・持ち出し制限について

インドネシアに入国する際には、税関申告カードの記入が必要です。外交官を除き、旅行者の手荷物はすべてX線による検査を受けなければなりません。インドネシア当局の税関・検疫規定により、個人の使用を目的とする日用品については1人当たり250米ドルまで、もしくは1家族当たり1,000米ドルまで課税が免除されます。また、紙巻きタバコ200本または葉巻50本もしくはその他のタバコを含めて合計200gまで、1㎏までのアルコール飲料が免税となります。5,000万インドネシアルピー（IDR）を超える現金、動植物、映画のフィルム、録画済みのビデオテープ、レコード等を持ち込む場合は申告が必要です。申告を怠った場合は罰金が科せられ、物品は没収されます。麻薬、火器、武器、弾薬、爆発物、ポルノ関連の書籍およびその他の出版物の持ち込みは禁止されています。

ビザについて

2005年8月以降、インドネシア政府は中国本土の国籍を持つ旅行者に対し、入国時に空港および港湾での到着ビザ取得を認めています。到着ビザを取得するには、インドネシア入国時にパスポートの有効残存期間が6カ月以上あり、帰国便の予約済み航空券を所持していなければなりません。到着ビザは最大30日間の滞在が可能で、料金は35米ドルです。特に申請用紙に記入する必要はありません。到着ビザは入国後、インドネシア国内の入国管理事務所で最大30日まで延長を申請することができ、滞在を30日延長する場合、手数料は25万インドネシアルピア（IDR）です。空港での入国審査時に、係官から不当な金額の支払いを要求された場合、入国管理当局(Tel: 0062 -21-6073878; Fax: 0062 -21-5507187)または中国大使館や領事館に通報し、救済を受けることができます。

中国の外交用および公用パスポート、中国香港および中国マカオのパスポートを所持している場合は、ビザなしで30日まで滞在できますが、原則として滞在期間の延長はできません。

入国の際には出入国カードに記入し、出国時に出国カードを提出しなければなりません。

インドネシアでは外国人の入国に関して厳格な規定を設けており、旅行者はインドネシア国内で到着ビザで認められている目的以外の活動に従事することはできません。規程に違反した場合、重罰が課せられ、懲役刑が科せられることもあります。

バリ島への観光の場合、到着時にビザを申請することができます。バリ・デンパサール空港でパスポートと帰りの航空券を提示し、手数料25米ドルを支払います。到着ビザで最大30日までの滞在できます。

バリ島出入国の際の注意：

1. 到着ビザの有効期限にはバリ島到着日と出国日も含まれるため注意が必要です。有効期限を過ぎて滞在した場合、罰金に加えて追加のビザ申請料金を支払わなければなりません。

2. 他の都市を経由してバリ島に到着する場合、ビザは事前に申請しておくことをお勧めします。事前にビザを取得していなかった場合、帰国時に中国の税関でバリ島の滞在が認められない可能性があります。

現地の習慣について

インドネシアは世界最大のイスラム教国です。国民の87%がイスラム教徒であり、イスラム教では豚肉やアルコールの飲食は禁止されています。公共の場では女性が優先され、通常、男性は女性が手を差し伸べるまで、自分から女性に握手を求めることはできません。女性に握手を求められたら軽く手を握ります。左手は不浄とされており、左手で贈り物を受け取ったり、人に物を手渡したりしてはいけません。

インドネシアにはバティックと呼ばれる民族衣装があり、フォーマルな場で着用されます。