ブラジル

ブラジルへの物品の持ち込み・持ち出し制限について

ブラジルに入国する際には、事前に税関申告書の必要事項の記入を済ませておかなければなりません。書籍、新聞、雑誌およびその他、旅行者が使用するために携行するものを含め、総額500USD相当までの物品は無税で持ち込むことができます。この額を超える物品は全て課税対象となり申告が必要です。現金またはトラベラーズチェックは総額10,000BRL（約6,000米ドル）相当額を超える場合は、申告が必要です。酒類は1人2ℓ、紙巻きタバコ200本または葉巻25本、刻みタバコ250gまで無税で持ち込めます。前回の入国から1年以上経過している場合は、家庭用品および仕事用品の一部が免税になります。

1. 申告が必要なもの：免税額を超える物品；10,000BRL相当額を超える現金またはトラベラーズチェック；市価3,000BRL相当額を超える物品；ノートPCなどの個人用電子機器、カメラ、双眼鏡、携帯電話、携帯オーディオプレーヤー　等

2. ブラジル税関当局によってブラジル国内への持ち込みが禁止されているもの：個人の手荷物と見なされない物品；再販を目的とする物品；産業目的で使用される物品；自動車、オートバイ、スクーター、電動自転車、トラクター等地上、空中または水中輸送手段として使用される原動機付きの乗り物；ブラジル国内で輸出用に製造され、国内で販売することが禁止されているタバコ類や飲料；模造銃；動物の骨や角でできた工芸品を含め、野生動物を用いて作られたもの；偽造品、海賊品；有毒性のある農薬およびその成分；ブラジル国内の道徳、伝統、健康、公共の秩序に害を及ぼすもの；麻薬

3. ブラジル農務省によってブラジル国内への持ち込みが禁止されているもの：生鮮野菜および果実類；昆虫、カタツムリ、バクテリアおよびキノコ類；植物、花卉；球根、種子、苗、挿し木；犬や猫などのペット、家禽類および猟鳥；すべての肉製品；牛乳および乳製品；蜂、蜜蠟を含む蜂蜜製品；卵および卵製品；魚および魚製品；種子、胚、バイオ製品、血清およびワクチン；飼料；土；未処理材を用いた木工製品；研究用バイオ材料

ビザについて

中国とブラジルとの協定により、外交旅券および公用旅券を所持する中国本土の市民は、30日以内の滞在についてビザが免除されます。その他の旅券については、全て入国に関してビザの申請が必要です。ビザは入国時に申請することはできません。中国香港および中国マカオの旅券を所持している場合には、ビザなしで90日まで滞在できます。

ブラジル以外の南米の国またはアフリカの国からブラジルに入国する場合、ブラジルの空港当局によって黄熱病の予防接種国際証明書の提出を求められることがあります。