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受託手荷物としてお預かりするペット

受託手荷物としてお預かりするペット

1 総則

お預かりできるのは、飼いならされた猫と犬のみです。

猫、犬、雑種のうち、攻撃的なもの、人に危害を及ぼすおそれのあるもの、呼吸困難を起こすおそれのあるもの、または短頭種の運送は承っておりません。以下に一例を示します:テリア(シュナウザー、ボストンテリアなど)、ボクサー、ブルドッグ、スパニエル(スパニッシュハウンド)、マスティフ、パグ、アメリカンスタッフォードシャーテリア、アメリカンピットブルテリア、ブラッセルズグリフォン、イングリッシュコッカースパニエル、イングリッシュトイスパニエル、キングチャールズスパニエル、ブルマスティフ、アーフェンピンシャー、ラサアプソ、ペキニーズ、チャウチャウ、チン、シャーペイ、シーズー、ピットブル、土佐犬(土佐闘犬など)、ブラジルマスティフ、ドゴアルヘンティーノ、バーミーズ(猫)、ヒマラヤン(猫)、ペルシャ(猫)、(まんが「ガーフィールド」のような)エキゾチックショートヘア(猫)等が含まれますが、これらに限定されません。

妊娠中、生後8週未満、授乳中、産後7日以内、疾病を持つ犬や猫の輸送は承ることができません。

受託手荷物としてお預かりしたペットは、酸素供給装置を備えた貨物室でお預かりします。中国国際航空の A319 / A320 / 737-8MAX / ARJ21-700 の機種の貨物室には酸素供給装置が装備されていないため、ペットの輸送ができません。

受託手荷物として輸送されるペットについての一切の責任は、お客様にあるものとします。中国国際航空は、当社に関連しない理由による輸送中のペットの病気、負傷、死亡に対して一切責任を負いません。

2 輸送の要件

ペットを受託手荷物として輸送される場合は、予約時に申請書を提出してください。中国国際航空の事前承認のある場合のみ、ペットの輸送を承ります。

受託手荷物としてお預かりできるのは、お客様1人につきペット1匹のみです。

ペットの重量は1匹につき32 kgを超えてはなりません(ペット用キャリーおよび同梱の食料と水を含む)。

当日のご搭乗便の出発時刻の120分前までに、空港で直接ペットを預けていただく必要があります。

小動物をお預けになる際は、手荷物タグの裏面に記載されている免責事項の申告内容にご同意およびご署名いただく必要があります。

中国国際航空は現在、他の航空会社とのペットの乗り継ぎ輸送サービスを提供していません。

中国国際航空のウェットリース便では、小動物の運送は認められておりません。特定の路線に関する情報につきましては、95583までお電話でお問い合わせください。

3 輸送書類

国内線をご利用の場合は、質量監督検験検疫総局(AQSIQ)の一般管理により発行されたペットの検疫証明書を取得する必要があります。

国際線またはリージョナル線をご利用の場合は、AQSIQが発行したペットの検疫証明書の取得に加えて、入国/出国または乗り継ぎをする国のペットの輸送に関する安全要件を満たしていることをご確認ください。

4 中国に入国するペットの検疫要件

中国海関総署の通知第5号[2019]、「ペットの中国への持ち込みに関する検疫監督の追加規制に関する通知」に従い、中国国際航空より、空港から入国するペットの検疫要件についてご案内します。

(1)犬または猫のみ、1人につき1匹のみを国内に持ち込むことができます(お身体の不自由な方の介助犬を含む)。

(2)国内に持ち込むすべてのペットについて、ペットの輸出国または地域の動物検疫当局が発行した有効な検疫証明書および有効な狂犬病予防接種証明書を中国税関に提供する必要があります。

(3)ペットは、国際標準のISO 11784およびISO 11785に準拠する電子チップを装着している必要があります。マイクロチップコードは15桁の数字のみで構成され、リーダーによる読み取りが可能であるものとします。チップがこれらの規格を満たしていない場合は、埋め込みチップの読み取りが可能なリーダーをご用意ください。

(4)入国するペットは、中国税関指定の検疫所において30日間の検疫を受けるものとします。ただし、以下の要件により検疫を免除されるペットは除きます。

a. 以下の19の指定国または地域のいずれかから中国に持ち込まれるペットニュージーランド、オーストラリア、フィジー、フランス領ポリネシア、ハワイ(米国)、グアム(米国)、ジャマイカ、アイスランド、英国、アイルランド、リヒテンシュタイン、キプロス、ポルトガル、スウェーデン、スイス、日本、シンガポール、香港(中国)、またはマカオ(中国)から持ち込まれるペットで、有効な電子チップを装着し、空港での検疫に合格できるもの。

b. 指定国外または地域外から持ち込まれるペットで、電子チップを装着かつ、空港での検疫に合格し、指定検疫機関が発行する狂犬病抗体検査報告書を提出できるもの(抗体力価または免疫抗体値の数値が0.5 IU/mlを超えること)。

c. 有効な電子チップを装着、かつ空港での検疫に合格し、ペットを連れている人が関連の使用者証明および専門家の訓練証明書の提供ができる盲導犬、聴導犬、捜索救助犬。

(5)ペット用ケージに関する要件隔離の必要があるペットは、隔離施設を備えた通関地を経由して入国する必要があります。中国海関総署では、検疫施設を備えた最新の通関地リストを公式ウェブサイトに掲載しています。これらの新規制が施行された時点での、検疫施設を備えた通関地は次のとおりです。

通関地名

代理店名

北京首都国際空港

首都国際空港税関

北京西駅

北京西駅税関

上海虹橋国際空港

虹橋国際空港税関

上海浦東国際空港

浦東国際空港税関

上海駅

駅税関

上海国際クルーズターミナル

浦江税関

呉淞口国際クルーズターミナル.

呉淞口税関

ウルムチ地窩堡国際空港

ウルムチ空港税関

阿拉山口

阿拉山口税関

(6)上記の規則に従わずにペットが入国したことにより、一定の期間内に税関がペットを送還または処分した場合、中国国際航空は一切の責任を負わないものとします。

(7)その他の検疫要件については、中国海関総署の公式ウェブサイト(http://www.customs.gov.cn)にアクセスし、第5号[2019]「ペットの中国への持ち込みに関する検疫監督の追加規制に関する通知」をご覧ください。

5 ペット用クレート(キャリー)に関する要件

航空会社による要件を満たすペット用クレートをご準備のうえ(図1)、適切に固定していただく必要があります(図2)。

航空機での運送が認められている着脱式ルーフ付きペット用クレートをご利用の場合は、留め具部分に損傷がなく、ネジ、ボルト、ロック等が揃っている必要があります。ドアは外側から追加施錠する必要がありますが、ペットが傷つけられることのないようご注意ください(図2)。

図1 –前方

図1 –後方

図2

中国国際航空では、航空機での運送要件を満たしていないクレートはお預かりできません。特に次のようなクレートはお預かりいたしかねます。

① グラスファイバー製または硬質プラスチック製のドアがあるもの;

② 小動物の肢や鼻が出る大きさの開口部や換気用の穴があるもの;

③ 上部にドアがあるものまたは側面下部に換気用の穴があるもの。

④ ドアに隣接するケージの両側の開口部や換気孔が金網で覆われていないもの。

A. 寸法

必ず事前に中国国際航空にご連絡のうえ、ケージの寸法が飛行機のハッチドアの寸法と貨物室の容量に適合しているかをご確認ください。

また、クレートは、ペットが中で立つ、回転する、座る、寝そべるなど、十分に動くことのできる大きさが必要です。

航空機での運送要件を満たすペット用クレート(キャリー):

図は参照用です

B. 素材

素材は、グラスファイバー、金属、硬質プラスチック、溶接網、硬材のみに限定されています。全体が溶接網または糸はんだで作られているキャリーは、空輸には適していません。

C. 通気孔

通気孔は、ケージの3側面(ドア面を除く)の上部3分の1に配置され、通気孔は、ケージの4つの側面の表面積の少なくとも16%を占める必要があります。通気性を高めるために、必要に応じケージの上部または側面に穴を追加することもできます。小動物の肢や鼻が容器の外に出ないように、すべての開口部を金網で覆う必要があります。

D. ドア

ドアはケージの端に設置され、ケージの一側面を構成している必要があります。ドアには、施錠用のドアチェーンまたは蝶番が装備されている必要があります。ドアは、ペットによって曲がったり破損したりしないよう、十分な強度を持った溶接金属製である必要があります。硬質プラスチック製ケージのドアには、上下部に蝶番と錠ピンを取り付けることができるように、少なくとも1.6 cmの突起がなければなりません。

円滑に取り扱うため、また他の手荷物から保護するために、ドア部分およびケージ外側の両面の中央部分に、スペーサー板またはハンドルを取り付ける必要があります。

E. 床面

排泄物の漏出を防ぐため、クレートの床は頑丈である必要があります。また、漏れを防ぐために、吸収性のあるシートなどをあらかじめご用意ください(ただし、シートの代わりに藁を使用することはできません)。

F. 屋根

お客様は、ケージの屋根が頑丈であることを必ずご確認ください。通気孔を屋根の表面全体に設けることは可能ですが、これらの穴によって屋根自体の完全性や安定性が損なわれてはいけません。

G. エサと水の容器

ペットのケージには、ケージ自体を開けることなく水を追加できる給水機を固定してください。

エサ容器は、ケージ内に固定するか、取り付ける必要があります。フライトの遅延時に使用するためのエサをケージに添付しておくことができます。

6 料金表

特殊手荷物料金表をご覧ください

7 介助犬の輸送

機内にお連れになる介助犬については、 (お手伝いを必要とされる身体の不自由なお客様)をご覧ください

上記の要件は、貨物室で輸送される介助犬にも適用されます。